横浜正金銀行青島支店(中国青島の旅・59)

  ◆旧横浜正金銀行青島支店
    ◎設計:長野宇平冶
    ◎竣工:1919年
c0127640_112549100.jpg
前回紹介した旧三菱商事の隣に現存するかっての銀行店舗。
この建物は第一次世界大戦後、チンタオが日本の支配下へと変わった1919(大正8)年に、横浜正金銀行の青島支店として建てられたものです。
設計は明治から昭和初期にかけて活躍してた建築家・長野宇平冶(1867~1937)によるものです。長野は東京日本橋の日本銀行新館をはじめ、明治から昭和初期にかけて数多くの傑作を残してきた建築家ですが、その近代建築界の大家の作品をチンタオで見れるというのも、とても不思議な感じがしました。
また長野はここチンタオへは訪れたことがなかったようですが、イオニア式の角柱に正面玄関上の三角破風など当時の日本人建築家が好んだ銀行スタイルを取り入れつつも、屋根のデザインはドイツ風に纏めています。ドイツ風建築が数多くあるチンタオでは異色といえる建物の一つです。
[PR]

by yotaro-hako-emura | 2007-12-29 11:59 | 中華人民共和国・青島