チンタオの中国系銀行店舗(中国青島の旅・64)

 ◆旧交通銀行青島支店
  ◎設計:中国人建築家?
  ◎竣工:1929年~1931年
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 先日はチンタオの三井・三菱・横浜正金などの日系商事や銀行、香港上海銀行などのイギリス系銀行として使われていた現存するオフィスビルを紹介しました。正直、第一世界大戦後から終戦に至るまでに日本企業が建てたオフィスビルは、威圧的な雰囲気すら漂う印象を抱きました。
 ではその時代、チンタオは日系企業の独壇場だったのかというと、そうでもなかったようです。帰国後調べてみると1920~30年代にここチンタオでは外国系の企業のオフィスだけではなく、中国資本のオフィスも数多く建てられていたそうです。現地で買った〔青島 城市老建築〕という古建築の解説書を見てみると(中国語のテキストを買ってそのまま3年近く放置しているで、分かる漢字で想像していますが・・・・)、何枚かその年代に中国系の企業として建てられたオフィスビルを撮影していました。
 その中の一枚が今回紹介させていただく、チンタオ旧市街地のメインストリート中山路にある旧交通銀行の青島支店です。建物の特徴としては石造り風の重厚な外観に、西欧の古典建築によく見られるコリント式のオーダー。また1920年~30年代は日本国内でも、このようなスタイルの銀行やオフィスビルが数多く建てられていたので、撮影した時には日系企業が建てたものだと思い込んでいました。
 果たしてこのオフィスを設計した建築家は、ただ単に銀行という事でこのような古典的なスタイルにしたのでしょうか?、それとも日系企業に対抗する意図でもあったのか個人的には気になるところです・・・・・。
 あと左手に写っているクリーム色のビルですが、同じ時期に山東大戯院という劇場として建てられたもので、現役の映画館として今も使われています。
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                               旧交通銀行のコリント式オーダー。
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by yotaro-hako-emura | 2008-01-01 19:05 | 中華人民共和国・青島