三菱商事青島支店(中国青島の旅・58)

 ◆旧三菱商事青島支店
   ◎設計:不詳
   ◎竣工:1918年
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この建物は第一次世界大戦の敗北により、ドイツが青島(チンタオ)から撤退して間もなくに建設されたかっての三菱商事のビルです。
建物正面に並んだ8本のイオニア式のオーダーなど、いかにも西欧の古典主義に則ったスタイル。私が青島で建物探訪をして見たなかでも異質な感じのする作品でした。
ドイツ租借地時代に多く建てられたモダンスタイルの建物から、この旧三菱商事ような威風堂々とした当時の日本らしい古典様式の建物が作られたというのも、青島の主権がドイツから日本へと変わったのを象徴しているかのようです。
あと戦前に建てられた日本国内の三菱関連の建物は現存しているものが少なく、この青島の旧支店は貴重な作品だと思います。

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                             右隣の建物は旧横浜正金銀行青島支店。
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by yotaro-hako-emura | 2007-12-01 12:30 | 中華人民共和国・青島

三井物産青島支店(中国青島の旅・57)

   ◆旧三井物産青島支店
     ◎設計:不詳
     ◎竣工:1920年

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今回から何軒か日本の企業としてビル・事務所として建てられた建築を紹介したいと思います。
皆さんもご存知のように、第一次世界大戦でドイツが敗退した1914年以降ここ青島(チンタオ)は日本の支配下となり、同地には日本企業のオフィスが数多く建てられました。
場所的にいうと青島旧市街地のメインストリートである中山路を北上したところに、数軒の日系企業の旧オフィスが何軒か現存しています。
そしてご覧頂いている写真の建物は三井物産の旧青島支店。個人的には三井物産の戦前に建てられた支店というと、横浜や小樽などのモダンな作品を連想してしまいますが、こちらは古典的なオーダーが付けられた少し重厚なデザインになっています。
但し、マンサール屋根のデザインはドイツ風だったりしますので、この建物を設計した日本人建築家は青島にこれまで建てられたドイツ様式の建築を意識したのでしょうか?。
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by yotaro-hako-emura | 2007-12-01 12:00 | 中華人民共和国・青島