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チンタオのドイツ風民家(中国青島の旅・18)

   ◆旧ケー二ヒ邸〔ドイツ軍医の将官の邸宅〕
     ◎設計:ドイツ人建築家?
     ◎竣工:1901年
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この邸宅が並ぶ通りはかって『ディーデリヒ路』と言われ、ドイツ租借地時代は〔中国青島の旅15~17〕で紹介したような高級官僚の家が並んでいたわけです。
それらの邸宅はどちらかというと20世紀初頭のモダニズム風の建築が多いのですが、この邸宅はドイツの古典的な民家風の作りになっています。
あと邸宅前の石積みの擁壁も立派です・・・・。

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                              こちらは2006年11月撮影
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by yotaro-hako-emura | 2007-08-23 22:04 | 中華人民共和国・青島

チンタオ・ドイツ風モダニズム邸宅(中国青島の旅・17)

    ◆青島市・市政公用局〔旧 Stick Forth 邸〕
     ◎設計:ドイツ人建築家?
     ◎竣工:1910年以前?
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そして前回の〔青島の旅・16〕で紹介した邸宅の隣に建つのが、この邸宅です。
最初この邸宅を見つけた時、モダンで洒落た姿に思わず声を上げそうになりました・・・・。
この邸宅は、20世紀初頭にドイツで流行した『ユーゲントシュティル』の作風が強く、ドイツ租借地時代の古写真を見ると、既にこの建物があることから、1910年以前に建てられていたようです。
イカの頭のように尖ったデザインもユニークですが、場所によって角度が付いた屋根もなかなかお洒落です。
この邸宅はお勧めです!。

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                               ドイツのモダン建築が20世紀初頭の青島に直輸入された訳です・・・・。

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                               後方に見える高層ビルには、百盛(パークソン)デパートが入っている。
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by yotaro-hako-emura | 2007-08-22 20:52 | 中華人民共和国・青島

チンタオ・ドイツ風の洋館(中国青島の旅・16)

◆青島市政公用局  〔Villa Des Herrn Diederichsen〕
   ◎設計:ドイツ人建築家?
   ◎竣工:1907年
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そして〔青島の旅・15〕で紹介した洋館の隣にあったのが、この建物。
この建物を最初に見たとき、函館の旧ロシア領事館と、神戸の風見鶏の家(塔以外の場所)に似ていると思いました。あっ、ちょっと違いますか?。
たびたび、この事は書いていますが、ドイツの建築スタイルがモダンへと爆発する寸前の作風だと思います。
そしてその隣には更にモダンな素敵な邸宅がありました。それはまた次回にでも・・・・。

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                                  葉っぱが落ちた頃を見計らって、もう一度撮影したい。


     
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by yotaro-hako-emura | 2007-08-21 22:23 | 中華人民共和国・青島

チンタオ・ドイツ風の洋館(中国青島の旅・15)

    ◆旧大隊官舎
      ◎設計:ドイツ総督府・建築局
      ◎竣工:1889年
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昨年4月、はじめて青島へ訪れる際、前もって何冊かのガイドブックを購入しました。
どれも扱いは、ほんの数ページという少ないものでしたが、その中の一冊に『青島の洋館巡り』みたいなコーナーがありまして、この邸宅が紹介されていました。
青島へ実際に行ってみると、この手の洋館がわんさかとあったので、すっかりこの邸宅の存在を忘れていましたが・・・・。
気のおもむくままに旧総督府前を右に曲がり、基督教会方面に向かうとこの洋館を発見したのです。
数軒の洋館が並んでいましたが、当時のドイツの建築様式が古典の建築スタイルからモダンな建築スタイルへ変化していく見本市のように、様々な邸宅がありました。
ここはお勧めです!。

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                                  この邸宅の裏には素敵な塔も付いています・・・・。
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by yotaro-hako-emura | 2007-08-21 21:55 | 中華人民共和国・青島

チンタオ・中山路のモダン建築(中国青島の旅・14)

    ◆青島のセセッション風ビルディング
       ◎設計:ドイツ人建築家?
       ◎竣工:1910年ころ?

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青島・旧市街地のメインストリート中山路をなんとなく歩いていたら、塔の付いた建物が遠くに見えてきました。
近づいてよく見てみれば、20世紀初頭ウイーンなどで流行ったセセッション(ユーゲントシュティル)風の建物ではありませんか・・・・。
天気が少し愚図ついてきたので、引き返そうかなとも考えていたのですが、帰らなくて正解でした。
その後、買った中国版の建築の書籍によると、ドイツ租借地時代は電気会社の事務所として使われていたそう。
昔のドイツ人建築家は電気をイメージして、このような直線的なデザインにしたのでしょうか・・・・・?。

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                               この建物にも青島建築のお約束、小石積みが使われています。
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by yotaro-hako-emura | 2007-08-20 22:33 | 中華人民共和国・青島

青島・中山路の建物(中国青島の旅・13)

     ◆チンタオ・中山路の洋館群
        ◎竣工:1900年~30年代
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青島の旧市街地のメインストリートの中山路ですが、数々の年代ものの建物が現存しております。
そしてこれが青島の日常の風景になっています。銀行、レストラン、ブティック、雑貨店・・・・。私も中山路のお店で食事したり、買い物もしちゃいました。
郊外には外国資本の大型スーパーとかありますけど、個人的には中山路のこの雰囲気大好きです。

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この建物の真ん中に建っている看板のマーク、お気づきですか?。
これは2008年の北京オリンピックで、ここ青島にてヨット競技が催されるそうで、そのシンボルマークだそうです。
町の中もそうですが、飛行機のチケット、絵葉書、領収書などいろんな所に、このマークが付いていました・・・・。
 
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そして中山路を歩いていると不思議な建物を発見。
これは通称『中華バロック』などと呼ばれているもので、20世紀初頭に中国人が西洋建築を見よう見真似で作った建築スタイルです。
やたらと装飾が多いのが特徴ですが、日本で例えると文明開化直後の洋館みたいなものです。
瀋陽やハルビンにこの手の建物が多く現存していますが、青島で出会えるとは・・・・・。
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by yotaro-hako-emura | 2007-08-20 22:07 | 中華人民共和国・青島

ドイツ時代の警察署(中国青島の旅・12)

    ◆青島市公安局〔ドイツ租借地時代の警察署〕
     ◎設計:ヴェントルプ〔Wentrup〕
      ◎竣工:1905年
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青島駅から徒歩数分のところにドイツ時代の警察署があります。
こちらも青島駅と同様『ネオ・ルネサンス様式』のスタイルで、19世紀末のドイツ建築によく見られるものです。
青島は19世紀末から20世紀初頭のドイツの建築の変貌が手を取るように分かる町ですが、これはどちらかというと、古典的な類に入るのでしょうか・・・・・。
それと建物と、この前の中国語の看板のギャップが何ともいえませんね・・・。

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階段状のステップ・ゲーブルのデザインが簡略化して用いられている。

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左右非対称のデザインの建物なので、見る角度によって違う表情を見せてくれる。入り口は青島建築の得意技の粗石積み。
 
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建物脇の道路から撮影。ここまで来ると本当に違う建物に見えます・・・・。
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by yotaro-hako-emura | 2007-08-19 22:16 | 中華人民共和国・青島

青島駅(中国青島の旅・11)

      ◆青島駅〔Tsingtau Hauptbahnhof〕
         ◎設計:ヴァイラー、ヒルデブラント、ゲデルツ
         ◎竣工:1901年・・・・現在の建物は1993年に再建
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最初に申しておきますが、これは十数年前に再建されたレプリカ建築です。
しかし、どこかの国のように新幹線が通るとか高架線にするとかの理由では、町のシンボルを簡単に消したりはしません。
実を言うと、現在青島駅は中国新幹線工事のため休業中で、昨年秋に訪れたときには大変な事になっていました。但し、新幹線開通にあわせ、さらに創建時の青島駅に近い姿へ復元されるとの事です。
あと建築オタクの解説を少しばかり。建築様式はネオ・ルネサンス風のドイツ建築なのですが、神戸・風見鶏の家の設計で有名なデ・ラランデ作のドイツハウス(横浜山手にあったが、関東大震災で倒壊しています)に、どことなく似ています。
本場ドイツまで行かなくても、青島は近代ドイツの建築史が分かるとても有難い町なのです・・・・。

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                                   レプリカですけど、これは気に入りました。
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by yotaro-hako-emura | 2007-08-18 18:44 | 中華人民共和国・青島

ドイツ時代の裁判所(中国青島の旅・10)

    ◆旧ドイツ総督府・最高裁判所〔Kaisersliches Gericht〕
      ◎設計:ハンス・フィットカウ〔Hans Fittkau〕
      ◎竣工:1914年

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昨年4月に青島へ訪れたときの帰国前日、夕飯も地元の食堂で片言の中国語と筆談でどうにか済ますことができ、スーパーで青島ビールや土産を買って、タクシーでホテルへと帰還。
そしてホテルの部屋でビールをチビチビ飲みながら、昼間買った絵葉書をペラペラと見てみる。
『あっ、ここ行った』、『昔はこんな町並みだったのか~』などと、中国の歌番組をBGМに今回の旅を振り返っていた。
しかし、一枚だけ見覚えのない建物が・・・・。その写真は日に照らされ黄色く輝き、私の大好きな20世紀初頭のドイツモダン建築のスタイルだった。
明日は旅行会社の出迎えが朝10時に来るので、朝早起きしてこの建物を探しに行こうとも思ったが、場所の見当がつかない・・・・。
帰りに現地ガイドの方に聞いてみると、前回紹介させていただいた総督府の隣にあるとの事。近くまで行って気づかなかったのだ。
そういう事で、11月の下旬に青島へ再び訪れ、撮影したのがご覧いただいている写真。
ドイツ占領期時代の青島建築の伝統芸である粗石(ルスティカ)積みを採用し、見る角度によって様々な表情を見せてくれる。
また、竣工したのが1914年。つまり、第一次世界大戦に日本が参戦し、青島が陥落する直前に竣工したドイツ時代の最後の建物なのだ。

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                               見る場所によって、まったく違う建物だと思ってしまう・・・・

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                               坂の町・青島でも二人乗りで頑張ります。
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by yotaro-hako-emura | 2007-08-18 16:52 | 中華人民共和国・青島

旧青島倶楽部(中国・青島の旅・9)

    ◆旧青島倶楽部〔Tsingtau‐Klub〕
      ◎設計:クルト・ロートケーゲル〔Curt Rothkegel〕
     ◎竣工:1911年

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青島旧市街のメインストリート・中山路を海側へ向かって歩くと、このようなムックリした不思議な建物があります。
これはドイツ時代は、ドイツ人商人や兵士なんかの倶楽部だったそう。
この軒の波打ったデザインは、ドイツ版アールヌーヴォーというべき『ユーゲントシュティル』の特徴で、日本だと函館の旧亀井邸、函館海産商同業組合事務所(両者とも設計:関根要太郎、山中節治)がその影響下にあります。また、この建物の設計者・ロートケーゲルは〔青島の旅・1〕で紹介した福音教会、〔青島の旅・7〕で紹介した紅房子餐庁も手掛けているそうです(と、書きながら今気づいた・・・・)。
色々と撮影を試みたが、建物前に木が生い茂り、かろうじて上手く撮れたのがこの一枚です。

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                             中山路の風景
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by yotaro-hako-emura | 2007-08-18 16:05 | 中華人民共和国・青島