チンタオ・広西路にあるドイツ租借時代の商館(中国青島の旅・78)

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◆旧カール・べディガー商会〔Haus der Firma Carl Bodiker &Co.〕
 ◎設計:ドイツ人建築家
 ◎竣工:1903年

 今回ご覧頂いた写真の建物は青島駅より、小魚山方面へ向かう〔広西路〕にあったもの。
 建物前に生い茂った並木で少し分かりづらいですが、ドイツ古典風のルネサンス・デザインが施されています。青島は20世紀初頭ドイツの租借地だったことから、ドイツ風の建物が多く建てられたのですが、それらの建物とはまた雰囲気が違う・・・・。何とこの建物、青島がドイツに租借されて間もない1903年に建築されたもので、青島でも貴重なドイツ租借地時代の遺構なのです。
 2階はベランダが付いたコロニアル・スタイル。百年後の現在、交通量の多い〔広西路〕にてこの建物は過去を知り尽くした老人のように静かに佇んでいるようでした・・・・。

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◆旧ズネトラーゲ・ジームセン商会
 ◎設計:ドイツ人建築家
 ◎竣工:1904年

 そして先の建物の左隣にあるのが赤煉瓦の洋館。こちらもドイツ租借地時代に商館として建てられたものだそうです。
 百年前にドイツ商人が東方の地で抱いた野望は既に消え去り、過ぎ去った時を許したかのような穏やかさがこの建物には漂っていたような気がしました・・・・。
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# by yotaro-hako-emura | 2008-05-12 23:46 | 中華人民共和国・青島

チンタオ・ドイツ風外観の邸宅と幼稚園(中国青島の旅・77)

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◆天主教会そばにあるドイツ風外観の邸宅

 この邸宅は後日紹介予定の天主教会のそばにあった邸宅。改修されたせいもあるかも知れませんが、とにかくド派手に感じてしまう建物でありました。
 現地で購入したチンタオの古建築を紹介した書籍によると、1918年頃に建てられたものだそうです。その頃、ドイツは第一次世界大戦で敗れ、チンタオを去っている筈ですから、一体誰が西欧風の邸宅を建てたのでしょうか・・・・・?。

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◆湖南路にあったドイツ風外観の幼稚園
 
 そしてこちらは1924年に建てられたもので、現在は幼稚園として使われています。こちらもコテコテの西欧古典風のデザインです。このド派手なオレンジ色の塗装が見事にマッチしています。
 こうして青島で撮影した写真を眺めながら、どの時代に建てられたものでも、歴史的遺産として大切にそれらの建物を守り使い続けている、青島の人々の懐の深さに改めて感心してしまいます・・・・・。
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# by yotaro-hako-emura | 2008-04-10 01:33 | 中華人民共和国・青島

チンタオ・塔のある美しい邸宅(中国青島の旅・76)

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◆チンタオ・塔の付いた邸宅

 以前〔中国青島の旅・73〕でも紹介しましたが、今回紹介するも塔が付いた邸宅たち。
 まず最初にご覧頂いたのが、ドイツ租借地時代に総督府として使われていた建物より徒歩数分にあったもの。現地で購入した青島の古建築を案内する書籍には紹介されていませんでしたが、恐らく1930年頃に建てられたものと思われます。

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◆旧高示甫邸宅
◎設計者:不詳
◎竣工年:1933年

 そしてこちらも塔の付いた美しい邸宅。邸宅前に茂る木々で少し見づらいですが、玄関前の西欧建築に見られる古典的オーダーや、屋根に付けられたドイツ建築特有のカエル口ふうの小窓など、1930年代のチンタオの邸宅によく見られる〔ごった煮スタイル〕のものです。
 門の装飾が美しかったのですが、肝心の部分を撮影するのを忘れてしまいました。今さら悔やんでいます・・・・・。

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# by yotaro-hako-emura | 2008-04-09 23:59 | 中華人民共和国・青島